『新入生の皆様へ 漕艇部とボート競技の紹介』

 この4月、青山学院大学へ入学される皆様、ご入学おめでとうございます。皆様は新しい大学生活に胸をときめかせ、大きな期待や希望を抱いている事でしょう。私、漕艇部のヘッドコーチを務めております小賀坂と申します。この場を借りて、漕艇部とボート競技について説明させてください。
 
 漕艇・ボートというスポーツはご存知でしょうか? 早慶レガッタとかが有名ですよね。スイスイと水上を気持ちよく進む姿が印象的です。一糸乱れないオールさばきも美しいです。これまでドラマや映画の題材にもなっています。
 
 そのようなボート競技ですが、ボート部を持つ高校が少なく競技人口も少ないです。そのため、大学に入ってから始める人の割合が非常に高いです。私も大学から始めた人間です。中学・高校と違うスポーツにチャレンジしてみたいという人には最適な競技ではないでしょうか? さらに私は1年の浪人を経験していますが、あらゆる点でスタートの違いはありませんでした。
 
 ボート競技は欧米のアマチュアリズムを元に発展してきたスポーツです。精神論や根性論とは違う知的でスマートな考えが根底にあるようです。なので漕艇部では、「しごき」「いじめ」「強要」はありません。学生が自主的に考え、ミーティングを重ねて、監督・コーチと相談して部の運営や方針を決めます。私が現役だった約30年前から自由なスタイルを継続しています。
 
 現在の漕艇部は、少人数で風通しの良い雰囲気の中、笑顔を絶やさず活動しています。少人数なので1年生からどんどんレースに出てもらっています。活躍の場も、居心地の良さも、揃っています。心優しい先輩や仲間に囲まれ、充実した大学生活を送ってみてはどうでしょうか? 一緒にオールを握りませんか?
 
 女子部員・女子マネージャーも大歓迎です。大学から始めた女子選手で大学選手権の最終日まで進んだ先輩もいます。マネージャーは、練習やレースのビデオ撮影、OB・OGへの連絡、会計や大学への手続きなど、様々な仕事をしてもらう機会があり、部の運営の一環を担ってもらおうと思っています。
 
 興味や関心がありましたら、メールやSNS等で連絡をいただければ詳しくお答えできるでしょう。練習体験や新人歓迎会に出席して、雰囲気を肌で感じるのもいいかもしれません。皆様の入部を心待ちにしております。
 
 
2019年 3月30日
青山学院大学体育会漕艇部
ヘッドコーチ 小賀坂一隆