会長挨拶
この度、前任の長島顧問より会長のバトンを受け継ぎました小賀坂一隆と申します。ボート部・青山緑水会へご支援くださる皆さまには、心より御礼申し上げます。青山緑水会の中では若輩者ですが、何卒よろしくお願い致します。
皆さまからのご支援と須田監督のご尽力により、昨年度から今年度にかけてエンパッハのシングルスカル・フィリッピのシングルスカル・フィリッピのクォードルプルと新古の3艇を入手することができました。これで、20年近く使用してきた老朽艇の入れ替えがほぼ終了しました。ご支援いただき、現役生の活動環境の整備が進んだことを改めて感謝申し上げます。
「Be the Difference」青山学院が近年掲げるスローガンです。青山学院の封筒などにも印字され、目にされた方も多いのではないでしょうか。新約聖書的には「人はそれぞれ違った賜物を授かっている」「その賜物を生かして互いに仕えなさい」という意味らしいです。多様性の尊重が叫ばれる現代社会にあって、その潮流に沿った言葉であると汲み取れます。我々、ボート部・青山緑水会についても同様だと私は考えています。ボート部については、強化のために推薦入試で経験者を集めれば短期間で結果が出る可能性が高いでしょう。しかし、金太郎飴のような組織で今回のコロナ禍のような困難を乗り越えられるでしょうか? 高校での経験者もいれば大学から始めた者もいる、ストレートで入学した者もいれば浪人を経た者もいる、首都圏出身者もいれば地方出身者もいる、多様性があるから困難な局面にも柔軟に対応し、互いの知恵や意見を自由に議論できる組織が作れるのではないかと。青山緑水会も同じです。様々な経験や背景のある人たちが力を合わせれば、困難を乗り越え継続的に発展する組織になることが可能と考えるのです。
新型コロナウィルスの感染拡大により、現役生の活動に制限が及び練習環境や大会実施について不透明な状況が続いておりますが、ボート部支援のために今後も継続的なお力添えを頂けますよう宜しくお願い申し上げます。
2020年 7月吉日
青山緑水会会長 小賀坂一隆